コーヒー豆は世界各国で生産されています。
そのなかでも、
グアテマラ産コーヒー豆で淹れたコーヒーが美味しくない理由と、
香り豊かに美味しく飲むポイントを焙煎のプロが解説します。
グアテマラコーヒーは
本当にまずいのか?
グアテマラのコーヒー豆は、安定した飲みやすさと
ほどよい果実味が味わえます。
口に含んだ瞬間に広がる軽やかさと甘みを楽しむことができます。
また、後味が非常にすっきりとしている点も、
グアテマラの大きな特徴です。
雑味が少なく、最後までクリアな印象が続くため、
初心者から愛好家まで飲みやすいと感じる銘柄が多く揃っています。
一方で、コーヒーの美味しさは個人の嗜好に大きく左右されます。
そのため、グアテマラの豆が持つ特性が自分の好みに合っていないと、
「美味しくない」と感じることがあります。

グアテマラコーヒーが
まずいと感じる理由
コーヒー豆の鮮度が落ちている
コーヒー豆は、焙煎すると酸化が進みます。
酸化=鮮度が落ちてくると、香りや風味が損なわれていきます。
以下の2つのポイントをチェックしてみてください
・焙煎した日付がわからない
焙煎した日が不明では、コーヒー豆の鮮度がわかりません。
コーヒー豆を購入するときは、焙煎した日付がわかるお店で購入しましょう。
鮮度を確認してから購入できます。
・賞味期限が近い
コーヒー豆は賞味期限にかかわらず、早めに消費しましょう。
コーヒー豆の保存については
以下の関連記事をご覧ください
https://cbd.oritie.jp/column/how-to-fresh-coffee/

焙煎が不適切である
コーヒーの風味を決定づける焙煎工程では、適切な加熱管理が求められます。焙煎度合いが浅すぎる状態では、豆が持つ本来のポテンシャルを十分に引き出すことができず、未発達な味わいとなってしまいます。逆に、焙煎度合いが深すぎる場合には、焦げに近い苦味が強調されすぎてしまい、豆特有のキャラクターが失われてしまうという課題が生じます。
火の入り方が不均一であることも品質に大きな影響を及ぼします。加熱にムラがあると、一粒ごとの仕上がりに差が出てしまい、抽出した際、全体としての味の調和を保つことが困難になります。
浅すぎず深すぎない適正な焙煎度合いと、均一な火入れを実現することが肝要です。

抽出の仕方がよくない
コーヒーの味わいを左右する大きな要因の一つに、抽出(主にペーパードリップ)の
技術があります。コーヒードリップの悪い例を3つご説明します。
・コーヒーの粉やお湯を計量していない
まず挙げられるのが、コーヒー粉の量や出来上がりの抽出量を正確に計量していない点です。しっかりと計量して抽出を行うことで、コーヒーの味わいが安定します
・お湯の温度が不安定
使用するお湯の温度管理も重要です。注湯温度が高すぎると不要な苦味や雑味が強調され、逆に温度が低すぎると成分が十分に溶け出さず、薄く物足りない印象を与えます。
・雑にお湯を注いでいる
お湯を注ぐ際の勢いも影響します。勢いよく注ぐと、お湯が粉の間を素早く通り抜けてしまい、適切な抽出が行われません。ドリップ専用のドリップポットを使用して、優しくお湯を注ぐと、雑味が抑えられ、柔らかい味わいに仕上がります。

ミル(グラインダー)の
使い方が不適切
美味しいコーヒーを楽しむために、ミルを正しく活用しましょう。不適切な使用方法は味に悪影響を及ぼします。
・力任せに挽いている
手挽きミルを扱う際に力任せに早くハンドルを回すのは避けるべきです。挽く過程で余計な熱が加わると、風味や香りの損傷につながります。ほどよい力加減で、一定のペースで優しく粉を挽きましょう。
・微粉が多量に入り込んでいる
挽き終わった粉の中に微粉が大量に混ざっている状態も望ましくありません。微粉は抽出時に雑味となり、本来の風味を遮ってしまいます。適宜、ミルの清掃を行い、本体に残存している微粉は取り除きましょう。
・挽き加減が不適切
抽出器具や好みに合わせた挽き加減の調整も重要です。コーヒーの粉は、粗挽きだとスッキリとした味わいになり、細挽きだと濃くしっかりとした味わいに仕上がります。ペーパードリップでは中粗挽きがおすすめです。ミルの取扱説明書を参照し、適切に粉を挽きましょう。

コーヒー抽出後、
長時間経過してしまった
抽出したコーヒーを長時間放置してしまうと、その品質は時間の経過とともに著しく低下していきます。淹れたての状態から刻一刻と状況が変わることで、液体には飲用感に大きな影響を及ぼす様々な変化が生じます。
・冷めて酸化し、酸っぱくなった
温度の低下に伴う酸化の影響が挙げられます。コーヒーが長時間空気に触れ続けることで
酸化が進行し、液体は特有の鋭い酸味を帯びていきます。この変化によって、本来の風味とは性質が異なる、口当たりの悪い酸っぱさが際立つようになります。
・雑味と苦みを感じるようになった
時間の経過は味わいのバランスも損なわせます。次第に液体には不純物を感じさせるような雑味が混ざるようになり、それと同時に重く残るような苦みを強く感じるようになります抽出後に放置されたコーヒーは、酸化による酸っぱさと、雑味や苦みが雑に絡み合った状態へと変質してしまいます。

グアテマラコーヒーを
美味しく味わうコツ
新鮮な
グアテマラコーヒー豆を使う
グアテマラコーヒーを最高の状態で味わうためには、新鮮なコーヒー豆を選ぶことが不可欠です。品質の高いコーヒー豆を手に入れるための第一歩は、焙煎日がパッケージに明記されているものを選ぶことです。焙煎日が不明なコーヒー豆は鮮度の判断が難しいため、日付が明確なものを選ぶことで、本来の風味を損なうことなく楽しむことができます。
賞味期限ができるだけ先に設定されているコーヒー豆を選ぶことも重要です。賞味期限に余裕があることは、それだけ製品化されてからの時間が短いという目安になります。新鮮なコーヒー豆ほど香りが高く、グアテマラ特有の豊かな酸味やコクを鮮明に感じることが可能になります。
一方で、焙煎直後よりも適度にエイジングされたコーヒーはさらに美味しく感じられます。焙煎から数日が経過することで豆内部のガスが抜け、味わいが落ち着いて深みが増すためです。新鮮な豆を選び、適切な期間を置いて抽出することが、グアテマラコーヒーの魅力を最大限に引き出すコツとなります。
グアテマラコーヒーに合った
焙煎を行ってくれるお店を探す
グアテマラコーヒーが持つ本来の魅力を最大限に引き出して味わうためには、コーヒー豆の特性に合わせた焙煎を行ってくれるお店選びが欠かせません。グアテマラのコーヒー豆は、産地によって豊かな酸味やコク、華やかな香りといった多様な個性を備えています。こうした銘柄ごとの知識を豊富に持ち、それぞれの特徴を的確に捉えた焙煎を行ってくれるお店で購入することが大切です。
注文を受けてから焙煎を行うお店を選ぶことも、美味しさを左右する重要なポイントです。コーヒーは焙煎直後から酸化が始まるため、注文ごとに焙煎を行うことで、新鮮な香りと風味を損なうことなく楽しむことができます。あらかじめ焙煎されたものよりも、自分のために丁寧に仕上げられたコーヒー豆を選ぶことで、より深い味わいを感じられます。信頼できる知識を持ち、鮮度にこだわって提供してくれるお店を探すことが、グアテマラコーヒーを堪能するための秘訣です。

適切な方法で抽出を行う
グアテマラコーヒーを
最高の状態で楽しむためには、
適切な方法で抽出を行うことが、
コーヒー豆の持つ個性を
最大限に引き出すための要件となります。
抽出の基本となるお湯の温度、
注ぎ方、コーヒー豆の挽き方について。
お湯の温度は
抽出される成分のバランスを左右し、
注ぎの速度や動きは
味の濃度に影響を与えます。
また、使用する器具に合わせた
最適な挽き目を選択することが、
雑味を抑えて本来の風味を
際立たせるために必要です。
抽出方法を
選択できる状況にあるならば、
一つの手法に限定せず、
複数の抽出を試してみることが
推奨されます。
異なる方法を比較することで、
同じコーヒー豆であっても
多様な味わいの変化を確認できます。
さらに、適切な道具を
正しく使用することも欠かせません。
精度の高い道具を用いることで
抽出の安定性が増し、
常に質の高い一杯を
再現することが可能になります。
グレードの高い
グアテマラコーヒー豆を購入する
コーヒー豆を選ぶ際、
格付け(グレード)に
注目してみましょう。
グアテマラでは、
コーヒーが栽培される生産地の
標高によってグレードが
決められています。
数あるグレードの中でも、
最も標高が高い場所で
収穫されたものは
「SHB」と呼ばれます。
美味しい一杯を楽しむためには、
この格付けが
最も高いSHBを選択することが
一つの指標となります。
生産地の標高の高さは、
そのまま品質の高さの
証明でもあります。
標高が高い生産地は、
その気象条件から
美味しいコーヒーが生産される環境が
整っています。
標高の高さが品質の高さに
直結しているため、
グレードを確認してコーヒー
豆を選ぶことは非常に重要です。
生産エリアが明確に示されている
「スペシャルティコーヒー」を
購入することも大切です。
これらは欠点豆の混入が減り、
雑味が少ないコーヒーとなります。
エリアが特定された
コーヒー豆を選ぶことで、
雑味のない本来の味わいを
堪能することができます。

ミル(グラインダー)を正しく使う
グアテマラコーヒーが持つ
豊かな風味を最大限に引き出すため、
ミル(グラインダー)を
正しく使用して、
挽き方にもこだわってみましょう。
味わいの完成度を左右する
重要な工程です。
コーヒー豆を挽く際は、
均等なスピードを保つように
意識してください。
回転速度が一定でないと、
余計な熱が発生し、
雑味の原因となります。
電動グラインダーを使用する場合は、
先に電源を入れて
刃を回転させてから
豆を投入するようにしてください。
静止した状態で豆を入れると、
起動時に刃へ過度な負荷がかかり、
粒度の安定性を欠く恐れがあります。
また、グラインダー内部へ豆が混入し、
不具合の原因となります。
手動ミルの場合は、
力任せに早く挽こうとするのは
避けるべきです。
無理な力を加えず、
一定のリズムで丁寧に挽くことで、
グアテマラ特有の良質な酸味と
コクを損なうことなく、
均一な粒度で仕上げることができます。
グアテマラコーヒーの
ペアリングに
おすすめスイーツ
グアテマラのコーヒー豆は、
全体的なバランスに優れ、
スッキリとした飲み心地と
ほどよい果実味が味わえます。
ほどよい甘さのスイーツと合わせると、
相乗効果により
コーヒーの飲み心地を
ぐっと引き上げてくれます。
・フルーツロールケーキ
フルーツのほどよい果実味と
クリームの甘さが
グアテマラ産コーヒーの
コクを引き立てます。
・ラングドシャクッキー
ラングドシャの軽やかな香ばしさを、
グアテマラ産コーヒーが際立たせます。
・ミルフィーユ
グアテマラ産コーヒーのほろ苦さと
ミルフィーユのさっくりとした
生地の甘さが調和されます。

グアテマラコーヒーの特徴
・全体的なバランスに優れる
グアテマラは、中米を代表する
高品質な産地として知られています。
その最大の特徴は、
味の構成要素が高い水準で整っており、
全体的なバランスに
優れている点にあります。
特定の要素が突出することなく
調和しているため、
初めて本格的なコーヒーを試す方から
愛好家まで、
幅広い層に親しまれています。
・ほどよい果実味が感じられる
味わいの中心となるのは、
ほどよい果実味です。
口に含んだ瞬間に広がる上品な酸味は、
柑橘類やベリーを連想させる
爽やかさを持ち合わせています。
このフルーティーな風味が
奥行きを与え、
飲み進めるごとに
繊細な変化を楽しむことができます。
・軽めの質感
質感は軽めであり、
口当たりが滑らかであることも
重要な要素です。
重たさや苦みの強さを感じさせない
軽快な飲み心地は、
日常のさまざまなシーンに馴染みます。
雑味が少なく、
すっきりとした後味を楽しめる
グアテマラコーヒーは、
日常に彩りを添える一助となります。
おすすめのグアテマラ産コーヒー
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